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デジタルネイティブの「いじめ」問題

by やまかわ

やっとこさ、この話題のポストができるようになり、ホッとしているところです。

わが子がいじめに遭っていると分かったら、あなたはどうしますか?僕は、テレビで「子どもがいじめを苦に自殺した」というニュースを見るたびに、うちの子の通ってる学校は大丈夫だろうか、といつも心配になります。そして子どもたちにいつも訊きます。「クラスでいじめとかないんだろうね?」と。

そうやって、親の立場としては、夕飯を食べるときとか夜の団欒の時間に、子どもたちにいじめの有無を確認し、そうしてちょっと安心する・・・ということを繰り返してきました。が、実際にいじめが起きると言ってくれないものなんですね。「ううん、大したことないから」とかそういう言葉で濁されてしまいます。本人は「親に言うほどでもない」という感じだったんでしょうかね。今回我が家に降りかかってきたのは、そうして本人は「大したことない」と思っていても結構なダメージを負っていて、ひょんなことから親がいじめに気付き、対応したお話です。

事の発端は、部活動の転部

もともと友達が多く、いじめに遭うこととは無縁のように見えた彼女。中学2年の3学期まで、ある運動部に所属していたのだけど、部全体のレベルが低い(弱いのに練習しないとか、顧問の先生もほとんど来ないとか)のと、趣味のイラストを勉強できるところがよい!というので、美術部に転部したのが今年の3月。美術部の部長が「ぜひうちに来なよ!○○○ちゃん(うちの子)なら大歓迎だよ!」と、快く迎えてくれたのもあり、中学2年の終わりごろから美術部で活動していくことになったうちの子。

親としては、部活の量も圧倒的に少ない美術部に入って、受験勉強の対策でもするのかな、ぐらいのことしか考えてませんでしたが、3年生になってから1か月ほどで、あんまし部活に行かなくなってました。

あれ、今日部活はないのか?

いや、あるけど帰ってきたわ

当時はこれくらいのやり取りしかなかったんですが、うちの子、帰宅するなり自分の部屋に閉じこもったりして、なかなか詳しく話を聞くことができなかった。思春期だろうし、僕自身も中学生時代は、帰宅後自分の部屋でマンガ読んだり○○な本見たりとかしてたしで、心配にはなったけど、あえて声掛けはしなかった。今考えたら、これがアカンかった。この時点でうちの子、サインを出してたんです。

これが、うちの子が転部した際の人物相関図です。
部長のAに誘われて、美術部に入ったものの、副部長B、部員C(みんな同学年)から、今年の4月から激しく嫌がらせを受けてたようです。うちの子はただ仲良くしたかったそうです。

実際は、B、Cの2名による部活内のいじめなのだけど、実はうちの子以前にも被害者がいたようで。つまり、B、Cの2人が、あまりに部長の事が好きすぎて、部長に近づく子はみんな敵とみなし、部活を辞めるまで追い詰める、ということを中学入学以来繰り返してきたようでした。

我が家の(ていうか僕の)怒りを爆発させたツイキャス

我が家が動くきっかけとなったのが、6月5日の晩御飯のあと、リビングルームにあるPCで視聴していたツイキャス(動画を生配信できるサービス)での一件。

美術部のA、Bが生配信していたツイキャスに、うちの子も視聴しはじめて「こんばんは!」とコメントしたところ・・・「う○こがきた!」「こいつキチガイだから近づかないで」「何しに来たん?」などと、反応されました。そうです、見知らぬ人も視聴している中で、うちの子への誹謗中傷がまき散らされてしまったわけです。

書いてる僕本人は、丁度出張で居なかったのですが、妻がその様子を一部始終聞いており当然「なんなのあれは?」というということになりました。うちの子も、さすがにこのときは悔しくて泣きそうになったそうです。

出張から帰ってきて、翌日家族サービスで一家で外食しているときに話を聞かされ「許さん!」と店の中で大声をあげてしまったりして、非常に気分が悪かったのを覚えています。うちの子には、学校で、そのツイキャスで暴言を吐いた子に「親がむっちゃ怒ってて、学校に言うから」と伝えてくれ、と言いました。

翌日学校から帰ってきたうちの子に「どうだった?」と聞いたら、そのツイキャスで暴言を吐いたBの返答を教えてくれました。

B「リビングで見ているオマエが悪い」

いやぁ、プッツン来ましたね。
我が家に喧嘩売られたようなものなので、徹底的に戦ってやろうと思いました。
ほかにも、LINEのタイムラインで誹謗中傷の書き込みが見つかったりと。

その場ですぐ学校に電話し、担任の先生にありったけの事実をわかりやすく伝えた(つもり)。だが、反応は薄い・・・

ネットでの事件を学校に伝えることの難しさよ

電話の後、夜我が家にやってきた担任の先生は、ツイキャスが何なのかもわかっていない様子でした。
そのうえ先生からの先制パンチ「うちの学校では、LINEというか携帯電話禁止なんですよね」。

だがしかし、学校でも同じような仕打ちを受けていることも事実。まず相手の親御さんに今回のことを伝えてくれ、と念押しした上で、うちの子から直接先生に学校での出来事を説明した結果、翌日当事者全員と先生とで、話し合いをしよう、ということになった。

なったのだが、夜に家族会議をした結果、1日休ませて様子を見ようということになり、1日無理やり欠席させた。うちの子はLINEとかTwitterがむっちゃ気になる様子。学校を休んだ日の夕方、うちの子が泣きながらスマホを見せてきた。どうやら友達がB、Cが言っていたことをご丁寧に教えてくれたようだ。あいつが居なくてせいせいするわー的な感じだったと思う。それを見て瞬間湯沸かし器のごとく怒る僕(笑)

すぐ学校へクレームの電話をかけたのだけど「お宅のお子さんが休んでたら進まないっス」と軽く返され、しょんぼりした。だけど、良いこともあった。うちの子の友達が「B,Cにはほとほと困っている」、と、励ましのメッセージを送ってくれたのだ。

これはうちの子はうれしかったに違いない。(でも遅くまでLINEすな!w)
じつは、このありがたいメッセージをくれた友達というのは、元美術部で、うちの子と同じく激しい嫌がらせで泣く泣く部活を辞めた子でした。

そして、一応解決はしたのだけれど(後日談)

翌日、うちの子はびくびくしながら家を出ていきました。
学校で、朝一番授業が始まる前に、関係者で事実確認をするとのことで、いわゆる学校裁判なわけだけど、前日から我が家はこの学校裁判について知っていたので、準備ができる。むっちゃ有利です。

予めうちの子には「何をされたか、自分の言葉で細かいことまでちゃんと説明しろ」「ノートに書いて、全部覚えて行けよ」と言っていたのだが、うちの子もバカなので、ノートに書いて覚えずに行ってしまった。

お昼前に担任の先生から電話。
無事に相手の子たちにも全部伝え、泣きながら謝ったので許してやってくれないかと。
加えて、うちの子がノートを読もうとしたので「自分の言葉で言え!」と怒りました、と(笑)

ほら、ねw だから言ったじゃん。

暴力をふるうのはもってのほかで、ネット上での陰湿な対応も辞めてもらえるとのことで、決着しました。ここから後日談なのですが、これは僕の想像ですが、今回、相手の親御さんには話は伝わってないと思います。我が家が、もし加害者だったとしたら、何としてでも相手に謝りたいと思うし。(まぁその子にして、その親なケースもありますが)あと、やっぱり「しこり」は残りますよね。

ともあれ、なんとか突然降りかかってきた我が家のいじめトラブルは一応解決しました。

親のあなたが、できること

まず大事なのは、できるだけ毎日子どもの様子をチェックして、ちょっとでもいつもと違うことがあれば声をかける、これにつきます。子どもの異変に気付かず「忙しいから」「思春期だからいいだろう」などと放置してしまっていると、子どもの心に深いダメージを負わせてしまう可能性もあります。それに関連してですが、もしお子さんがTwitterやLINEを「親に黙って」していることが無いようにしてください。アカウントはすべて親からも見れるようにし、どういう発言をしたか/されたかをチェックできる体制が望ましいです。

あと、常日頃から子どもに伝えておいてほしいのは、もし今後いじめのようなことがあったら何があったか(何をされたか)を事細かくメモしてもらうことです。毎日、日記を書いてもらうのも良いと思います。後から、いじめに関するログを第3者が見直すことで、いじめ行為の頻度や程度を確認することができます。これは出るところにでた際に大きな武器となります。

そして、あなたのお子さんがもしいじめに遭ってしまった場合、一番重要なのは「僕(私)は、何があっても君の味方だよ」としつこいくらいに伝えてあげることです。いじめに遭っている子って、孤独を感じています。思っているだけではダメで、実際に口に出してしっかり伝えてください。

いじめに遭っているきみが、できること

今の時代、みんなスマートフォンやタブレット、持っていると思います。
最近は、TwitterやLINEなどのSNSをつかったいじめも数多くニュースで紹介されています。
もしきみが、そういったいじめの被害に遭ってしまった場合は、スクリーンショットを取ったり、動画や画像を勝手に公開されてしまった場合は、そのアドレスをちゃんと控えたうえで、しっかり両親に相談しましょう。

「どうせ、怒られるだけだから」とか勝手に思い込んでしまって、相談しないのは絶対にいけません。必ず1度は両親や親族に相談してみましょう。それでもダメなら、住んでるところの近くの児童相談所へ電話をかけましょう。

もしきみが、日ごろから暴力を受けたり、金品を要求されることがあれば、それは立派な犯罪です。必ず、だれかに相談してください。

「事が大きくなるから」と気を遣う必要はありません。そこから先は親の(大人の)仕事です。

自身がいじめに遭ったからわかる「孤立感」

じつは僕も、中学1年の秋、いじめに遭ってました。机を丸ごと廊下に放り出されたり、靴を隠されたり、机の中のものを全部教壇の上に置かれたり、下校してたら校舎の3階から口に含んだ水ぶっかけられたり、町内に設置されている地図の我が家の上に落書きとかされてました。

当時僕は背は大きめなのに、すごく泣き虫で、たぶん僕の嫌がる反応が面白かったんでしょうね。
クラスの一部の女の子数人に、給食のおかず(スープ)が入った熱々の容器を押し付けられたり、いきなりビンタされたり、ひどい言葉を言われ続けたりしてました。

いじめに遭った原因は、確かに僕にあった。
ある友達から借りたゲームソフトをなくしちゃったから。
ただ、実際僕をいじめていたのは、僕にゲームを貸してくれた子ではなくて、クラスでは「人気者」だった子たちを含む4人でした。

最初は4人だけだったんだけど、どんどん「いじめウィルス」が伝染していくんですよね。
上述の女の子も含め、まるでクラス全員が敵に回っているようでした。
最終的には、どうしようもなく泣きついた担任の先生にも「お前が悪い」と断じられ、みんなの前で泣きながら謝ったというのも今となっては良い思い出・・・ではないですが、貴重な経験でした。

今回のうちの子のケースで考えると、その「いじめウィルス」の伝染を防げてよかったです。

ちなみに、僕をいじめてた急先鋒の子はその後大親友となるわけですが、
女の子からのいじめはなぜか中学校卒業まで続き、そのことがトラウマになり、女性はもとい、人と会話することが苦手になってしまいました。(いや、ホントにw)

中学生って、人格形成にいちばん重要な時期だと思っています。
できれば、子どもたちには、こういう孤独感(やストレス)を与えることなく、楽しい学校生活に集中してほしいものです。今の子たちは、物心ついたころからインターネットがあり、スマートフォン・タブレットがあり、SNSがありで、情報の回りが非常に速い。下手をすれば親御さんよりも詳しいから、何が起こっているかを親御さんに相談できないケースもあるかもしれません。

そして、今回我が家が経験したケースよりも、はるかに酷いケースもちらほら耳にします。
中には教師を含む大人まで関与している非常に悪質なケースもあります。(教育委員会や、弁護士、警察のお世話になるようなケースです)こういう場合は、子どもたちの力だけではどうしようもないので、やはり親としては常に気をかけていく必要があるのではないでしょうか。

自分のお子さんが、いじめとは現在無関係でも、いじめに遭わない、人をいじめないように常に見守ってあげてくださいね。

心配・応援してくださった方、ありがとう

今回ブログに書いたことの一部分は、僕のFacebook上(親しいお友達しか見れません)に公開してました。何よりイガイガと尖ってしまった自分の心を落ち着けることと、お子さんを持つお友達のご家庭で、同じようなことが起きないようにと、あったことを比較的リアルタイムで書いてました。

お友達の皆さんからは、温かい心をもってアドバイスや応援のコメントや、共感をいただいてうれしい限りです。事後報告を含め、僕にアドバイスやメッセージをお送りいただいたすべてのお友達にこの場を借りてお礼申しあげます。ありがとうございました!


やまかわ
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